洗濯の室内干しのコツ
洗濯をしたら外に干す。
これは昔から常識でした。
しかし、現在ではそういうことができない状況が生まれています。
例えば20階、30階もある高層マンションなどはベランダには干すことはできません。
また、有職の主婦も増えている現状では、どうしても外に干すことができない場合もあります。
あるいは外に干すと花粉がつくのでとか、防犯上の理由でということもあります。
そのため洗濯をしたら室内に干さざるをえない家庭が増えています。
こうした家庭向けに開発されたのがまずは浴室換気扇でした。
これは浴室の湿気をとりカビの発生を防ぐのと同時に、洗濯も干してしまおう、という発想からでたものです。
では室内干しの弊害にはどのようなものがあるでしょう。
まず上げられるのがしっかり乾かない、いわゆる生乾き状態です。
さらに生乾きなのでいやなにおいが発生することがある。
これは洗濯物そのものの弊害です。
室内干しをした部屋はどうなるかというと、洗濯物の水分は室内に湿気としてたまります。
ということは部屋の湿度が急激に上がる、ということです。
つまり室内がじめじめしていまい、カビやダニなどの発生を促してしまいます。
このような状態は避けたいですね。
そこで室内干しをする場合に、このような弊害を防ぐ方法を考えてみました。
要は湿気を抑える、ということに重点をおくのがまず第一です。
洗濯は洗ったあと必ず脱水をします。
普段より少し脱水時間を長くしたり、強くしたりするのもいいでしょう。
ただし脱水時間が長ければ生地の痛みや、洗濯しわができるので、その点は気をつけてください。
さらに洗濯乾燥機を使います。
ただ乾燥機を使えない素材もあるので、その点は気をつけてください。
乾燥機だけではやはり乾き方に足りない場合がありますので、部屋干しには除湿機の出番です。
室内干しした洗濯物の下に除湿機をセットすると効果的です。
また乾きを早めるために扇風機も効果があります。
扇風機の弱い風を送るだけで空気の通りが良くなり、その分乾きも早くなります。
扇風機以外では湿気を除去するという意味ではエアコンの力を借りるのもいいでしょう。
もう一つ室内干しの弱点である臭いの問題はどう解決しましょうか。
これは洗剤の力を借りるのも一つの方法ですが、それよりもこまめに洗濯をし、余り汚れないうちに洗濯をすることが効果的です。
この場合、しっかりと洗い、すすぎもしっかりとすることが肝心です。
つまり汚れは早いうちに洗濯をすれば落としやすく、汚れが残っていることで起きる細菌の発生も防止できます。
そして洗濯が終わったらすぐに干す、これが大事です。
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