セキュリティー ランドセル
セキュリティーといえば、ランドセルを背負った小学生を思い浮かべる方は多いのではないかと思います。
以前は、セキュリティーといえば、家や会社やお店を守る、そんなイメージでしたが、ここ数年、登下校途中、あるいは放課後の塾の行き帰りなどにランドセルを背負った小学生が犯罪に巻き込まれるケースが多くなっています。
そこで、いろんな業者が挙って、ランドセルの年代の子供たちを犯罪から守るべく、様々な防犯グッズを開発し、販売しています。
ランドセルメーカーの協和とセキュリティー会社のセコムが業務提携してランドセル自体にGPS機能を付けるというサービスもあるそうですが、現在もっとも一般的なのは、ランドセルやカバンに防犯ブザーを付けることです。
セキュリティーの面から考えると、防犯ブザーを持っていないとおかしいくらいですが、かなりの割合で、小学生は防犯ブザーを携帯しているようです。
実際、ランドセルに「防犯ブザー携帯中」という蛍光色のステッカーを貼っている小学生を見たことがある人も多いと思います。
ランドセルの3分の1くらいの大きさのステッカーなので、よく目立ちますし、お値段も300円から400円くらいのステッカーですから、防犯ブザーを携帯している場合には(していなくても)是非、ランドセルに貼っていただくとセキュリティー面では、かなり役に立つのではないでしょうか?ただ、これまでの防犯ブザーは、首からぶら下げたり、ポケットやカバンの中に入れて携帯していました。
また、ランドセルの中に入れてしまっている子も実際多いのです。
でも、これでは誤操作が気になったり、実際に誤作動を起こしてしまったり、いざという時に防犯ブザーを探さなければならないということになりかねないのではないでしょうか?
これでは、いくらセキュリティーのために防犯ブザーを携帯していても役割を果たしていないことになってしまいます。
いくら高機能の防犯ブザーを持ってしても、実際の場面で使えるかどうかにかかっています。
防犯ブザーを子どもに持たせ、いざというときにきちんと使えるようにするためには、持たなければいけない理由はなんなのか、その理由をきちんと説明し、使い方を熟知させる必要があるでしょう。