離婚とドメスティックバイオレンス(DV)
離婚の原因が、配偶者の暴力による場合が増えてきていますが、この近親者からの日常的な暴力、あるいは家庭内暴力のことをドメスティックバイオレンスと呼んでいます。
本来の意味は同居関係にある妻や夫、または家族、内縁関係の夫婦などが受ける暴力、虐待の全般のことですが、恋愛関係にあるカップル間にも暴力で支配しようとする関係があることが、最近の調査で分かってきました。
ドメスティックバイオレンスは、離婚の理由になりえます。
命に関わるような場合には、まず逃げること、それから離婚の手続きに入っていく、という順番になります。
ドメスティックバイオレンスの種類は、以下のようなものがあります。
(1)身体的虐待: 殴る、蹴る、物品をぶつける、火傷などの外傷を負わせる、などといった一方的な暴力行為のこと。
(2)精神的虐待 怒鳴りつける、ののしる、無視するなど、精神的にストレスを与える行為を繰り返して行うこと。
(3)性的虐待 性行為を強要すること、また一方的に行うこと。
同意を得ない行為は、近親間強姦とも言えます。
(4)経済的暴力 経済的に不安定にさせること。
仕事を制限したり、生活費を入れないなどの行為がある。
(5)社会的隔離 近親者を、実家や友人から隔離する。
電話や手紙を点検し、妨害すること。
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