離婚するときの重要事項
子供を連れて離婚するときの重要事項
子供にとって両親の離婚の事実は受け入れるのに時間がかかります。
離婚する両親には、子供を持った大人としての責任があります。
子供がもの心のついている年頃ならばその扱いは特に慎重にしなければなりません。
嫌な思いをするのを覚悟で、子供の心のケアを最優先に考えるべきです。
去っていった片方の親の分を補うことは、容易なことではありませんから、時間をかけて理解を得られるようにしたほうが良いでしょう。
また、もの心ついていない乳幼児を抱えての離婚は、肉体的にも厳しいものとなります。
さらには、子供が成長したときに、なぜ親が一人なのかと問われる日が必ずやってきます。
あなたにとっては忘れたい人でも、子供にとっては血のつながった肉親であることに間違いないのです。
子供であっても人格を尊重し、その気持ちに応えて寄り添い、大事に育てていきましょう。
面会の件ですが、会う回数や日時までもきちんと取り決めて、その日がいつなのかを子供にも分かるように伝えておかなければなりません。
子供自身が会いたさのあまり、去っていった親を捜そうとすることがあります。
どこで会うか、どうやって送迎するかまで細かく決めておくと、スムーズにことが進み、そのうち子供の方が成長し、自分で連絡を取り合ったり、うまく親子関係がもてるようになるものです。
子供を持っている夫婦の離婚では、特に以下の3点についてしっかり取り決めておかなくてはなりません。
そして、必ず公正証書にしておきましょう。
(1)親権:
子供の面倒をどちらがみるのか、子供の財産はどちらが管理するのか?
(2)養育費:
育てていくために必要な費用を、離れて暮らす方の親がどれくらい負担するのか?
(3)面接交渉:
離婚後に離れて暮らす方の親が、どのように子供に会うことができるのか?
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